ワインには欠かせないコルクはなぜあるの?

 欠かせないものというとどんなモノにも必ず必要なものはあります。
 ご飯を食べる時には炊き上げるために炊飯器や釜、モノを食べる時は箸やフォークを必ず使います。
 液体がこぼれないように必ず瓶には栓がついています。今では合成コルク、スクリューキャップや、合成樹脂のタイプ、ガラス栓など様々です。なぜコルクでなければならなかったのか?
 

目次
1.そもそもコルクって何?
2.ワインとコルクの歴史
3.コルクの宿命
4.進化したコルク


 
1.そもそもコルクって何?

 コルクとは木の種類で分類していくとブナ科、コルク樫(樫の木)の樹皮を原料になります。コルク樫は地中海性気候のエリアに分布し主にポルトガルの気候に合うため世界の約半分を生産されているようです。また栓としての役目の他、防砂林としても植樹されているようです。
 コルク樫は成木となるばらつきはあるものの樹齢200〜300年と長く、9年周期で再生されるコルク樹皮を収穫します。剥いだ樹皮はすぐには使えないんだとか。
 9年周期の1回目と2回目の剥いだ樹皮は凹凸が激しく硬い為、ワイン栓として使用できず、粉砕されコルクボードや床材等に利用されているそうです。
 3回目以降、樹皮を加工して形成したものがワインの栓として使われています。
 ある哲学者がコルク樫の樹皮を何度も剥がしていたら再生するスピードが速いことに気づき、繰り返し使用できることを思いついたそうです。
 哲学者はどんな気持ちで剥いでいたのか気になりました・・・

 
2.ワインとコルクの歴史

 ワインはもともとアンフォラという壺に貯蔵され時代がながれ樽の登場。その後ガラス瓶が誕生しました。ガラス自体の紀元前2000年とされていてその頃にはガラス瓶はあったとされます。食事やバーなどでカラフェとして使われていたようです。
保存用ではなくあくまで日常用。
 その後、ガラス形状の加工技術が向上し様々な形状をへて現在の保存用のボトルが完成します。
 その時代の流れに沿って保存用の栓は何種類かあったようです。
 堅い木を注ぎ口のサイズまで削ってものからコルク栓、すりガラスの栓があったようです。
 その後ワイン歴史の中で熟成という認識がされるようになってからは気密性が重要視されるようになり、注ぎ口に蝋を塗るなど工夫がなされます。
 ワインコルクが一気に普及したのは、巡礼者達が、巡礼先でコルクに出会い、水筒の栓として利用され、使い勝手の良さからワインボトルの栓としても利用され始めたというのが事の様です。
 

3.コルクの宿命

 コルクは柔軟性、弾力性、気密性、熟成させるための僅かな酸素供給とワインにとってメリットしか感じさせません。打栓したコルクは保存状態にもよりますが約20~30年は持ちます。ワインの熟成を楽しめるようになったのはまさにコルクの進化によってもたらされた恩恵なんですね。
 またコルクを使用したワインには必ずキャップシールがついていますがこれはコルクの乾燥防止が目的です。キャップシールも昔は鉛が使用されていました。コルクの乾燥保護はもちろんですがコルクの虫食いやネズミ除けとして使われていました。
 高機能なコルクですが残念ながらデメリットも存在します。
 『ブショネ』とは聞いたことはありますか?これは専門用語になりますがワインが劣化した時に使う用語です。ワイン本来の果実の香りや味わいが消えてしまい、とても不快な臭いを発します。よくカビ臭や段ボールのような臭いと表現されます。
この原因は優秀なコルクが関係しています。ブショネの原因は、コルクについた細菌と消毒に用いられる塩素によって物質が発生します。これはワインへ感染して悪臭を放ちます。
 こうなってしまったワインはもう改善することはありません。
 コルクを使用している高級ワインも十分気を付けていると思いますがこのようなリスクはあります。ワイン100本の中に2~3本あるともいわれております。
 ですのでレストランでソムリエとホストがテイスティングをするのはそのワインが健全であるかを確かめるための作業なんです。
 ただ、ソムリエがブショネと気づいた時はホストにも状況報告をしてブショネは出さないです。
 ブショネを飲む機会はあまりないと思いますが飲んでも無害ですが口と鼻にその悪臭はまとわりつき食事を楽しめなくなりますのでご注意を!
 コルク自身も感染しているとは思っていないでしょうが目に見えない敵との戦いは人間以外も同じなのかもしれません。これは切っても切れない歴史であり宿命なのかもしれません。
 

4.進化したコルク

 そんな宿命を背負っているコルクですが近年様々はコルクが出てきています。
 まさにスクリューキャップはブショネの心配もなくソムリエナイフがなくても簡単に飲む事が出来る優れものです。
 また感染リスクの少ないdiam(ディアム)と表記されたコルクの登場など様々です。
 そのコルクはフランス原子力庁の協力で開発されたコルク。超臨界のCO2を使う技術を使用し(この技術はカフェイン除去にも使われているそうです)コルク臭の除去に成功した圧搾コルクです。純粋なコルクではありませんがそれだけワインとコルクは切っても切れない関係です。
 今後も様々な研究ななされ10年後は想像もしないようなコルクが登場するかもしれませんね。


(本文・小岩清高)

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