
2022.12.26
自然派ワインとはどのようなワイン?当オンラインストアで取り扱っているワインは、すべて『自然派ワイン』と呼ばれるワインになります。 消費者の健康志向への高まりやサスティナブルな取り組みへの関心の深まりから、近年注目度の増しているこの『自然派ワイン』とは、いったいどのようなワインなのでしょうか。また、いったいどのような特徴を持つワインなのでしょうか。 自然派ワインとは『自然派ワイン』とは、原料となるブドウの栽培、およびワインの製造過程の両方において、できるだけ自然な方法を用いて作られたワインのことを指します。 まずワインの原料となるブドウについては、無農薬や減農薬、有機栽培で育てられたものを使うことが原則となります。 ワインの醸造過程においては、天然の酵母の使用、酸化防止剤の不使用または極力使用しないことなどが自然派ワインの条件として挙げられます。また、一般的なワインの場合、醸造の最終段階でフィルターを用いて「ろ過」を行いますが、ブドウ本来の成分や味を残すためにろ過を行わない自然派ワインの作り手も数多くいます。 おおよそこうしたブドウの生産方法、ワインの製造条件を満たしたものが『自然派ワイン』と呼ばれています。 ただし、日本において『自然派ワイン』という言葉には明確な定義はなく、認証機関などもないため、あくまで生産者や流通・小売りに関わる人が、こうした過程を経て作られたワインを『自然派ワイン』と呼んでいるに過ぎません。 そのため、ひと口に『自然派ワイン』と言っても、ブドウの作り方から醸造方法、そもそもの『自然』に対する考え方まで、千差万別と言えます。 そういった作り手ごとの『自然派ワイン』というものに対する「想い」を味として感じられるのも、自然派ワインの醍醐味のひとつなのではないでしょうか。 自然派ワインの特徴自然派ワインが持つ個性の数々を簡単にご紹介していきます。 ・ブドウ本来の味が楽しめる 無農薬や有機農法を用いて作られたブドウを原料としており、さらに添加物を不使用、もしくはごく少量しか使用していないため、ブドウが本来持っている良さを最大限に引き出し、ピュアな果実味、クリーンなミネラル感をダイレクトに味わうことができます。 ・製造した年により味のバラつきが大きい 一般的なワインでも製造年による味の良し悪しが語られますが、不純物が少ない自然派ワインの場合、その差が顕著に表れることがあります。同じ銘柄であっても、製造年が1年異なるだけで全く別の味わいになることも、『自然』であることの証なのかもしれません。 ・生産数に限りがある 農法や醸造法が難しく手間がかかる自然派ワインは、一般的なワインと比べると生産量に限りがあります。 ただし、環境や人体への配慮が重要視される昨今では、自然派へシフトしていく生産者がどんどん増加しており、自然派ワインの生産量は毎年増えていると言われています。 ・自然素材を用いて作られていることの安心感 農薬や化学肥料、酸化防止剤の使用を抑えている自然派ワインは、身体に優しいことも人気の一因です。 ・保管、飲み方に注意が必要 一般的なワインでも同じことが言えますが、特に繊細な自然派ワインの場合、買い物袋内での揺れや配送時の車の揺れの影響を大きく受けます。ボトルの中のワインを安定させるためにも、買った後2~3日は静かに寝かせておきましょう。 酸化防止剤をほとんど使わない自然派ワインは温度変化の影響を強く受けます。できればワインセラーで、難しい場合は冷蔵庫の野菜室などで保管し、直射日光は絶対避けましょう。 ろ過をしない自然派ワインは、『澱(おり)』と呼ばれる酵母の残りなどの成分が固まったものなどがボトル内に沈殿していることがあります。グラスに注ぐときには、それらがグラスに入らないように、ゆっくりと注ぎましょう。 ソムリエ厳選! 初心者にもおすすめの自然派ワイン3選当店には、生産者の皆様の人・自然・環境への優しさと想い、 そして素晴らしい味わいが詰まったこの『自然派ワイン』を、 ぜひ多くのお客様に届けたい、味わってほしいという強い想いがあります。 まだ自然派ワインを飲んだことがない方への入門編として、おすすめの3本(白・赤・スパークリング)をご紹介します。
ピエール・オリウ゛ィエ・ボノーム/ウ゛ァンクール・ウ゛ァンキュ・ブラン
ピエール・オリウ゛ィエ・ボノーム/ウ゛ァンクール・ウ゛ァンキュ・ルージュ
マルク・テンペ/クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・セレクショネ・パーNV
また、ぜひ生産者ごとの想いをご確認ください。
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