2023.12.15
Vin et Bonheurウイスキー担当須藤でございます。
店頭で接客をしているとよく「美味しいウイスキーはどれか?」と聞かれます。それと同じ頻度で「このウイスキーはどうやって飲めばいいの?」ともよく聞かれます。
今回はその疑問にお答えするため、ウイスキーの飲み方を4つ紹介します。
☑この記事で解決できる悩み
・ウイスキーにはどんな飲み方があるのか?
・まずはどんな飲み方を選べばよいのか?
私も必ず試す、押さえておきたい飲み方に触れることで、普段飲んでいるウイスキーの意外な一面がきっと見つかりますよ!
まずは試したいメジャーなウイスキーの飲み方4選
長い歴史のあるウイスキーはここで語りつくせない位に色々な飲み方がありますが、今回は必ず押さえておきたい4つの飲み方を紹介いたします。
・ストレート「芳醇な香味と心地よい余韻を愉しむ」
小さなグラスにウイスキーを注ぎ、そのままをいただくスタイル。つくられたままのウイスキーの味わいをじっくり愉しめます。立ち上る香りを楽しみながら、ウイスキーの芳醇な香味と心地よい余韻をお愉しみください。
とはいえアルコール度数の高いウイスキー。あまり無理をせずチェイサーとして水をしっかり飲みつつ、スローなペースで飲むのがよいでしょう。ウイスキーとチェイサーを交互に飲み口の中をリフレッシュしながら、時間毎に変わっていくウイスキーの美味しさを味わいましょう。
・オンザロック「徐々に変化する味わい」
背の低いグラスに大きな氷を入れ、ウイスキーを注ぎかき混ぜてしっかりと冷やします。ひとくち飲むごとに氷とグラスが奏でる、軽やかな音も楽しみの一つ。 徐々に氷が溶けていくにつれて変わっていく味わいを楽しみながらゆったりと飲めるスタイルです。グラスが冷えていなければ、水と氷をたっぷり注ぎ、 冷えたらいったん捨てて、もういちど空にしてから作りましょう。固くて溶けにくい氷を使うのもポイント。市販のロックアイスを用意しておくのも良いでしょう。
・ハイボール「きりっと冷えた爽快感!」
氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、炭酸水と混ぜる飲み方がハイボール。ウイスキー:ソーダを1:3程度の比率にするのがメジャーです。
きりっと冷えたハイボールは料理との相性が抜群のメジャーな飲み方!爽快感を楽しむウイスキースタイルですから、炭酸ガスが逃げないようかきまぜすぎないことがポイントです。ただ混ぜるようで奥が深いのもこの飲み方。ソーダ以外のガス飲料、トニックウォーターやジンジャーエールなどでハイボールを作ってもそれぞれの個性を生かしあっておいしく愉しめます。
・水割り「割合は気分やコンディションで」
先だって紹介したハイボールの、ソーダを水に替えた物とお考え下さい。割合はウイスキー:水を1:2~2.5程が丁度良いでしょう。水がウイスキーの個性をやわらかく包んでくれますので気分やコンディションによって都度割合を変えてみるのも良いですね。お好みの濃さでお愉しみください。
実は他国ではあまり見られない日本ならではのスタイル、食事と併せて楽しめるウイスキーの飲み方としても知られています。お気に入りのグラスでゆったり味わいましょう。
このウイスキー、どの方法で飲めば良いの?
市場に沢山溢れているウイスキーそれぞれにどんな飲み方が合っているのか。
極論はお好みに拠ります。ウイスキーに色々な飲み方はありますが、「正解」は飲む人それぞれの味覚の数だけ。
そのため参考までに、私の好みを紹介させていただきます。
初めての銘柄を飲むときは、まずは、ストレート!勿論強いアルコールをダイレクトに味わう事になるので無理をしていただく必要はありませんが、何も手を加えない状態の味と香りを少しでも知っておき、飲み方によって変化する前の状態を知っておくのが入り口ではないかと思います。
次に「ロック」で試してみましょう。徐々に氷が溶けていく中で味わいの変化をゆっくりと確認していきます。ウイスキー:水が1:1の状態まで、ウイスキーは加水によって味わいと香りがどんどん変化していきます。但しウイスキーは冷えていくと香りが閉じていく傾向があります。さらにじっくりと変化を見ていきたいという探究派の皆様は、常温のまま一滴一滴水を足していくのが良いでしょう。
そうして味の変化を確認していく中でこのウイスキーは自分にとって「加水したほうが美味しいか、そうでないか」を判断します。水を加えた後の味を美味しいと感じた方、ストレートを飲んでもっとスッキリ飲みたいと感じた方は、今度は「ハイボール」や「水割り」を試してみましょう。
まとめ
4つの代表的な飲み方についてお話をしました。
・ストレート
・オンザロック
・ハイボール
・水割り
これらを試す上で私のオススメを紹介し、ウイスキーの香りと味わいは水を加える事とその量によって多様に変化し、さらに温度によって香りと味の感じやすさが変わってくるという事を知っていただけたと思います。
私の経験上、まずは数多くのウイスキーに触れることが大事だと思います。その中できっと自分好みが見つかります。
「いろいろ試して結局気に入らなかったら嫌だな…」「試したいけど高いウイスキーはなかなか…」一人のウイスキーラバーとして私もこれは常々感じております。
Vin et Bonheurでは色々なウイスキーをお好みの量で気軽に試せる「量り売り」のシステムがあります。先ずはショットで一口でも試してみたいという方は30ml、何通りか飲み方を試してみたいという方は50mlと、痒い所に手が届くボリュームラインナップをご用意しております!
また、関連するウイスキーを一度に色々試してみたいという方にはVin et Bonheurオリジナルの小瓶セットをご用意しております。 通常の量り売りよりもお得なプライスで紹介しておりますので、気になるシリーズがある方は是非お試しください!
是非色々なウイスキーを試して、皆さんの好みの一本を見つけてみてください!