マラウーヴァ
自然から生まれるモノで自分たちの手で何かを造りたい


ウンブリアの風景
カステル・ジョルジョは人口2000人程の田舎町、イタリアの中では田舎町というにはやや大きな規模かもしれませんが、歴史ある古い建造物が立ち並び、穏やかで静かな時が流れる町です。マラウーヴァは、そこから数キロ離れた小高い山の中腹に6haの土地を所有しています。その内、1.5haが葡萄畑、1haがオリーヴ畑、2haにクルミとサクランボが植えられ、残りの土地に家と菜園があります。数年前から放棄されていた畑には、樹齢30年ほどのプロカニコやサンジョベーゼが生き残っており、徐々に整備を進め2018年には最初の収穫を迎えることが出来ました。彼らの畑は、全体的に火山性土壌が多くみられ、細かい砂質がメインとなります。その為、マグネシウムやカリウムが豊富で、綺麗なミネラル感と旨味の詰まった葡萄が生まれます。地表が肥沃では無い為、地深く根を伸ばす葡萄樹にとってこの上ない好条件の土壌です。畑では、農薬や化学肥料、除草剤は一切使用せず、極少量の銅と硫黄の散布のみを行います。しかし、年々その散布量は減らすよう努力しているそうです。
9月~10月頃、糖度が18度以上になったところで、丁寧に収穫を行います。全て手作業で収穫され、自然酵母にて発酵を開始します。白は3日間、赤は3~4週間ほどのマセレーションを行い圧搾。3月頃までステンレスタンクにて熟成し瓶詰めを行います。醸造でも酵母や亜硫酸等の酸化防止剤を含む、人為的な添加物は一切使用せず、フィルターもなども一切使用しません。瓶詰め後は約半年ほどのボトル熟成を経てリリースされます。
彼らの生き方をそのまま詰め込んだかの様な、エリーサとジョヴァンニのワイン。本当に癒されます。自分達の生き方に迷いがないから、ワインにも迷いがないのでしょう。ありのままに素のままの彼らのお酒で、たくさんの方が癒されますように!

《エリーサとジョヴァンニから日本の皆さんへ》
2019年のOserellaとBiancoをお買い上げいただいた皆さん、本当にありがとうございます。日本で自分達のワインが受け入れてもらえて非常に光栄に思っています。本当にありがとう。2020年のヴィンテージは4種類のワインをリリースします。今年初めて瓶詰めするTierraとRosarellaは夏に間に合うように(5月リリースでしたが船が遅れて今になってしまいました、、、)昨年も楽しんで頂いたMalauvaBiancoとOserellaはクリスマス前に(これも年明けになりそうです、、、泣) これからも良いワインをお届けします。ありがとう。
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