ダヴィッド・レクラパール
テーマは、「ピュア・エネルギー・喜び・エコロジー」

もともと有機栽培に関心を寄せていたダヴィッドは1994年、ボージョレー地方の有名な農業学校エコール・ド・ボ―ジュに通い、土壌の微生物学を専門とする農業技師クロード・ブルギニヨンやLeflaiveをはじめ数々のドメーヌにビオディナミを伝承したフランソワ・ブシェらの素晴らしい講師と出会い、自身の哲学の基礎を築きました。そして当時シャンパーニュ地方でも先駆けとしてビオディナミを試行していたLeclerc Briantで、95年から96年秋まで働いた後、1998年に家族経営のドメーヌを後継しました。
両親の時代には80%のブドウをネゴシアンに販売し、有機農法やビオディナミは取り入れていなかったため、まずそのすべてをリセットすることから取り掛かり、①ビオディナミへの転換、②自身の手によるシャンパーニュで、異なるいくつかのキュヴェを造る、③自然な素材でありワインにとって最適な「住まい」である樽を使った醸造を取り入れる、という3つに重点を置き、加えて、全てのキュヴェを単一品種かつ単一ヴィンテージで造り、トレパイユのテロワールとヴィンテージの特徴を表現するように心がけています。
「0からのスタート」(フランスではアルファベットの最初の文字である「Aからのスタート」と表現)という思いをワイン名に込めて、キュヴェの名前は全て「A」で始まります。
※2018年に山本昭彦氏のWINE REPORTにて紹介されました。
https://www.winereport.jp/archive/1674/
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