2023.12.15
ウイスキー担当須藤にとって2021年6月はアードベッグに始まりアードベッグに終わる…といった様相を呈しておりました。
ウイスキーファンにとって6月は正にアードベッグの月!デイボトルの発売はこの月の風物詩。季語に「あゝどべっぐ」と加えてやりたいくらいです。そして今年がいつにも増して私がアードベッグまみれだったのには理由がありました…
去る6月13日、小規模ではございますがオフィシャルのアードベッグイベントを弊社店舗BaPhareで開催することができたのです!
今回のブログはBaPhare初のウイスキーイベントにして、仙台初となるアードベッグオフィシャルイベントの様子を振り返り、皆様にご報告させていただきます。
ArdbegDayとは?
毎年の5月の最終週から6月にかけて、アイラ島ではウイスキーと音楽をテーマにアイラウイスキーフェスティバル「Feis Ile」が開催されています。この期間中は日替わりでアイラ島内の各蒸留所にスポットを当てた「オープンデイ」を開催しており、その最終日、アードベッグ蒸留所が主役となるのが「ArdbegDay」なのです。
熱烈なファン集団アードベギャン達を擁するこの蒸留所のオープンデイはファンの熱気もさることながら蒸留所のコミカルな演出も相まって一際大人気。2012年からArdbegDayはアイラ島内のみならず世界各地で開催され、年毎にコンセプトを変えて登場する特別なArdbegDayボトルはまさにファン垂涎の一本となっています。
日本でも2012年よりArdbegDayは盛大に開催されており、首都圏では毎年華やかなブースが出現、ウイスキーファンの話題をさらっていました。ところが2020年よりコロナ禍の影響で大規模なイベントは軒並み中止。Feis Ile自体もオンライン開催となってしまいました。そんな中、少しでもイベント感を演出したいと考え弊社店舗BaPhareではアードベッグフェアを開催。ウイスキーフェアコーナーはアードベッグ一色になり、フルボトル商品は勿論、Dayボトルの「スコーチ」の量り売りや定番アードベッグをお得にお試しいただけるアードベッグ小瓶セットがご好評をいただいておりました。
そして6月13日、仙台の弊社お取引のバーテンダーの皆様、BaPhareに来店される熱狂的アードベギャンのお客様、MHDアードベッグチームの皆様のご協力を得まして、小規模ではありますがBaPhareを会場に、ArdbegDayをテーマとしたオンラインテイスティングセミナーを開催することができました!
この人抜きでは語れない…皆のスター「ボブ」!
今回テイスティングセミナーの講師を務めていただいたのは、ウイスキーファンの方々にはご存知の方も多いモエヘネシーディアジオ・シングルモルトアンバサダー「ボブ」ことロバート・ノーマン・ストックウェルさん!
グレンモーレンジ・タリスカー・そしてアードベッグといった様々な蒸留所のスタッフとして活躍された約10年間の経験を活かして同社のシングルモルトアンバサダーに就任、現在は東京都内でクラフトビールの醸造にも携わっているバイタリティ溢れるシングルモルトのスペシャリストです!
今回はご自身がアードベッグの製造に携わった経験、アードベッグ蒸留所のユニークなスピリッツの特徴、そして当日試飲アイテムそれぞれの解説を行っていただきました。
気になる試飲アイテムは定番商品アードベッグ「5年」・「10年」、スペシャルアイテムとして今年のデイボトル「SCORCH」、元蒸留所所長ミッキーヘッズ氏の退任記念ボトル「Arrrrrdbeg」そしてファン垂涎、今年リリースされたばかりの超長熟「25年」!
ご参加いただいた皆様には、日本で誰よりもアードベッグを知ると言っても過言ではないボブさんのアテンドのもと、なかなか飲めないアイテムをじっくりと試飲していただきました。主催者サイドが言うのもアレですが、超贅沢体験です!
当日の様子
ここからはイベント当日の様子を少しだけ写真でお伝えいたします!
ArdbegDayバルーンが皆様をお出迎え!
後日、深夜にエアコンの風に乗って警報装置を鳴らしてしまったうっかりさんです。
ソーシャルディスタンスに配慮した当日会場。
月初からレイアウトに四苦八苦しておりましたが何とかセッティング完了!
どっさり届いたArdbegグラス。
ファン垂涎のテイスティングボトル!
一滴たりとも無駄にはできない…!
とはいえこんな姿になった25年が見られるのはBaPhareだけ!?(笑)
セミナースタート!
まずはお勉強です。
お待たせしましたテイスティングスタート!スランジバー!
皆で「ボブポーズ」!
店長小岩も「ボブポーズ」!
ウイスキー担当須藤も「ボブポーズ」!(固い)
余談ですが、セミナー後の質問コーナーにてまさかの重大な事実が明らかに…
バーテンダーH氏
「今年のデイボトル(スコーチ)の樽は昔の記念ボトルの樽を再使用していると聞いたのだけれども、何の樽を使っているのですか?」
ボブさん
「言ったらクビになっちゃうから言えませんけど…。 …ワニ…」
…言ってる…!! (アードベギャンなら御存知のアレです。)
ベタベタなまでに甘い今回のスコーチはドラゴンもさることながら、ワニが秘密を握っていたようです…。
来年はもっと盛大に…!
今回はバファール初のイベント、仙台初のArdbegDayと何もかもが初めて尽くしでしたが、メーカー様やお客様のご協力もあり楽しいイベントにすることが出来ました。主催サイドとしては当日まで(当日も…)終始バタバタでご迷惑をおかけしなかったか不安ですが、今回得られた経験を糧に今後のより良いイベント運営に尽力してまいります!
今年はコロナ禍の影響もあり限られた人数で、距離に気を遣っての開催となってしまいましたが、皆でArdbegを飲みながら盛大にお祝いするのがArdbegDayの本来の形。来年は東北のアードベギャンが集結できるようなArdbegDayを開催すべく、今から色々と企んでおります!
最後に、モエヘネシーディアジオ株式会社の皆様、今回ご参加いただきましたバーテンダーの皆様、そして仙台の熱烈なアードベギャン諸氏に、今回のイベントへのご協力に対する御礼を申し上げて筆を置かせていただきます。