
ラベルにも恋する「日本ワイン」
ワインの魅力はなんだと思いますか?
味はもちろんのこと、手に取って最初に見るラベルも魅力のひとつですよね。日本ワインにも、ラベルにこだわっているものがたくさんあります。
造り手の方がそのワインを飲んだときのインスピレーションをラベルやワイン名に込めているので、ラベルを見て「こんなワインなのかも」とみなさんが想像した味が、もしかしたら醸造家の方が思い描いた味と同じ…なんてこともあるかもしれません。
見た目=ラベルでワインを選んでいいのかどうか、と思われる方もいるかもしれませんが、実はこの「ラベル買い」も自分好みのワインの見つけ方としておすすめの方法です。
ここではVin et Bonheurオンラインストアでも取り扱っている日本ワインの中から、厳選した8本をご紹介します。
板前ブリュット×澤内醸造

【ワインプロフィール】
ラベルを見て、「えっ、ワイン?!」と驚く人も多そうなこのワイン。板前さんがグラスを掲げているイラストから、日本酒と勘違いしてしまう人も多いのではないでしょうか。れっきとしたワインですが、和食との相性が抜群。お料理を引き立ててくれるすっきりとした飲み口です。デラウェアの果実感がアクセントになっているので、香ばしく焼いたもも肉との相性もたまりません。
750mlが基本のボトルワインですがこちらはハーフサイズなので、少人数で開栓しても飲み切れます。和食好きな方に、ちょっとした手土産としてプレゼントするのも喜ばれそうな1本です。
【価格】980円(税込) 【容量】360ml
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【ワイナリー紹介】
青森県八戸市初のワイナリーとして、2018年からワインを世に送り出している澤内醸造。涼しい東北地方の気候を活かしたワイン造りをしています。青森県産のぶどうを中心としたワインのほか、いわずと知れた青森名物であるりんごを使用したシードルなども販売。カジュアルに楽しめる銘柄を多く取り扱っており、ワイナリーが青森・八戸漁港からほど近い場所に位置していることもあって、新鮮な魚介類とのペアリングの妙を感じられます。

ヒップホップデラ2022×Yellow Magic Winery

【ワインプロフィール】
ヒップホップ音楽をイメージして造られたシリーズのうちの1本。ラベルを眺めていると、浮足立つような楽しい音楽が聞こえてくるような気がしませんか? 赤×白の配色が目にも鮮やか。ポップなデザインと相まって、お店に並んでいてもパッと目を引きます。
農薬無散布デラウエアを100%使用しており、まるで新鮮なデラウエアを丸ごと口に頬張ったようなジューシーさが味わえます。しゅわっとハジける微発泡ワインなので、疲れた体をリフレッシュしたいときにもピッタリ。柑橘の香りに爽やかな苦味も感じられるワインなので、甘味のある食材との組み合わせでお酒もお料理もぐっと進みます。
【価格】3,300円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
直訳すると「黄色魔術醸造所」。醸造家の岩谷氏が滋賀・大阪を経て、2019年、山形県南陽市にオープンしたワイナリーです。余計なものは「足さず 引かず」をモットーに、ぶどう本来の味を最大限活かすため、有機栽培で許可されている農薬も不使用という徹底ぶり。そんなワイン造りへの情熱を一身に受けた山形県産のぶどうを、2021年ヴィンテージから100%使用。肩ひじ張らずに気軽に楽しめるワインを数多く提供しています。

K21AK_AK×共栄堂(室伏ワイナリー)

【ワインプロフィール】
ヴィンテージごとに様々なジャンルのアーティストとコラボしたラベルを用いている共栄堂。このラベルは、世界にひとつだけの印章を手彫りで制作する「対岳堂印房」の一級印章彫刻技能士・小林成仁氏が手がけています。「画竜点睛」の文字には、最後の仕上げまでが大切であることを忘れてはならないという意味が込められているそうです。
スパイスのタッチを感じるこの赤ワインも、仕上げまで丹精を込めた作品。カマンベールやクロミエといった白カビタイプのチーズとのペアリングがおすすめです。黒胡椒をきかせたり、ドライイチジク等を合わせると、ワインとチーズの奥行きがいっそう深まります。
【価格】2,310円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
日本ワイン発祥の地・山梨県の山梨市と甲州市に自社畑を有するワイナリーです。数字や記号で表現された商品名には、名前という固定観念を取り払って、ワインの味を自由に受け入れてほしいという思いが込められています。ラベルにアートを取り入れたワインは、見て、そして味わうだけで感性が磨かれるよう。「あなたのテーブルワインはここに…」という理念のもと、手頃な価格帯も魅力です。

ラ・フロレット・スミレ・ルージュ2018×奥野田ワイナリー

【ワインプロフィール】
野に咲く可憐なスミレをあしらったラベルは、オーナーの奥様である中村亜貴子氏が描いたイラスト。華奢なイラストのラインから見て取れる通りの柔らかな風味の赤ワインですが、ハーブやスパイスのニュアンスも含まれており、複雑さも兼ね備えています。こちらのワイナリーでは、スミレのほかにもハナミズキやバラ、ひまわりなど、花モチーフのラベルがあります。それらのデザインは、それぞれのワインが持つ味わいや香り、色などとリンクしているそうです。
甲州市奥野田地区収穫のメルローを100%使用した、お料理と合わせやすいミディアムボディタイプで、お肉料理全般と相性のよいワインです。王道マリアージュともいうべき鴨肉のローストと合わせることで、このワインならではの豊かな果実味が引き立ちます。
【価格】3,520円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
山梨県甲州市に位置し、1.5haの自社農園を有するワイナリーで、自然酵母と自然農法にこだわった、テロワール(ぶどうを取り巻く自然環境)を活かすワイン造りをしています。小規模ワイナリーながら、ワインを広く知ってもらおうとテイスティング企画やワイナリーツアーも充実。2022年、醸造所をリノベーションし、ショップ&サロンも併設されました。醸造所ならではの天井の高さを活かした造りで、アーチ状のエントランスも印象的です。

小姫〇(あわ)×酒井ワイナリー

【ワインプロフィール】
ワインの栓をぽんっと開けた瞬間に心地よい泡がはじける、デラウエア100%のスパークリングワインです。名前の由来は、このデラウエアからきています。昔、山形ではデラウエアのことを「小姫」と呼んでいたそうです。
はじける繊細な泡に、猫が夢中になっているような可愛らしいラベル同様、ほっこりするお味がいただけます。ほんのりとした甘みと旨味たっぷりなワインなので、小海老や野菜の天ぷらと一緒に召し上がってみてください。
【価格】2,970円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
明治20年に山形県南陽市にてぶどう園を開墾し、その5年後にワイン造りをスタートした東北最古のワイナリー。まるで絵本から抜け出したような、レトロな外観も特徴的です。
こだわりを持つワインの造り手が増えるとともに、ノンフィルターのワインも昨今では珍しくなくなってきましたが、こちらのワイナリーでは130年以上前から無濾過を貫き通しているというから驚きです。

ツヴァイゲルト2017(こことあるシリーズ)×ココ・ファーム・ワイナリー

【ワインプロフィール】
群青のグラデーションが美しいこのワインは、ぶどう畑の星空をラベルにあしらった赤ワインです。味のあるワイン名の書き文字部分は、詩人である串田孫一氏が筆をとったものです。
日本ワインを牽引する醸造家であるブルース・ガットラヴ氏とココ・ファーム・ワイナリーのコラボレーションによる「こことある」シリーズのうちの1本です。濃厚で芳醇な香りが特徴の、北海道余市産のツヴァイゲルトを使用しており、この品種の本場であるオーストリア産に負けないおいしさが詰まっています。スパイスが顕著に効いたワインで、ラム肉やジビエ料理など、野趣に富んだ料理との相性は抜群です。
【価格】3,500円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
自社畑では、除草剤や化学肥料は一切使わず、マスカット・ベーリーAなど日本固有のぶどう品種のほか、タナ、カベルネ・ソーヴィニョンなどの世界的な品種も育成。「ぶどうがなりたいワインになれるよう」、ぶどうの声に耳を傾けながら丁寧な醸造を心掛けています。1950年代に開墾された栃木県のぶどう畑の麓にあるワインショップからは、見渡す限りのぶどう畑を堪能できます。

田園新潟シャルドネ2020×フェルミエ

【ワインプロフィール】
郷愁を感じさせるラベルは、角田山を背景に広がる金色の水田を描いたもので、新潟市在住の貼り絵画家の深町めいしゅう氏の作品です。新潟を象徴する風景を表現したラベルは、このほかに2本あり、「夕陽」「花火」とともに新潟のテロワールを楽しめる3部作シリーズとして知られています。
越後平野を流れる日本一の大河、信濃川流域で育まれた新潟産のシャルドネを使用し、フレンチオーク樽で熟成しています。樽由来の風味をしっかり感じられるこの辛口の白ワインと、クリームを使った料理とのフィーリングは最高です。胡椒をきかせることで、ワインの余韻を長く楽しめます。
【価格】4,125円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
新潟県新潟市、日本海から1㎞ほどの海沿いにあるワイナリーです。「新潟のファインワイン造りを目指す」という理念のもと、ワイン用ぶどうの栽培に適しているといわれる、日本海のミネラル豊富な砂質土壌でぶどうを栽培しています。ファインワインとは、品質の優れたワインのこと。新潟の自然を表現できるようなファインワインを追求しています。

サン・スフル赤×タケダワイナリー

【ワインプロフィール】
タケダワイナリーのシンボルともいうべき、ぶどうと雉をあしらったラベルです。自社のぶどう畑には、日本の国鳥にも選ばれている雉が昔からたくさん訪れていることもあり、社名のロゴにも採用されています。雉がくわえているぶどうは、ワインのためのぶどうには欠かせないバラ房(粒同士が密着しないよう風の通り道となる空間がある房のこと)で描かれています。
名前の「サン・スフル」は、仏語で亜硫酸を使用しないという意味を持ちます。酸化防止剤を使用せず、濾過も行わないことで、マスカット・ベリーAのフレッシュでチャーミングな風味を楽しめます。ごくわずかな発泡感もあるこの赤ワインには、シンプルに生ハムとトマト、オリーブオイルをかけ合わせた優しいペアリングでどうぞ。
【価格】2,200円(税込) 【容量】750ml
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【ワイナリー紹介】
1920年に開園したタケダワイナリーは、100年以上の歴史を持ち、日本のワイン造りの先駆者ともいうべき存在です。雄大な蔵王連峰の麓に位置し、山形県上山市にあるワイナリーです。自然のサイクルを最大限に活用した減農薬で、化学肥料は使用していません。「良いワインは良いぶどうから」をモットーに、15haの自社農園にて自然農法でぶどうを栽培しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご紹介した日本ワインは、いずれも醸造家の方がたくさんの手間暇をかけ、ラベルにまで愛情を込めて造った1本です。
もし心惹かれるようなワインがあったら、そのボトルの中身もみなさんの好みかどうか確かめてみてください。
※記事掲載時の情報に基づいているため、欠品の場合もございます。予めご了承ください。
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